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お煎餅の歴史と魅力

お煎餅とは?

もち米を原料とする米菓を「あられ」や「おかき」と呼び、食感ソフトで口どけが良いのが特徴です。

うるち米を原料とする米菓を「せんべい」と呼び、食感は作り方によって様々です。

​大越米菓のお煎餅はうるち米の有機米コシヒカリが原料です。

お煎餅の歴史
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団子状のもち米を焼いて、主食として食べることが広く普及。

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お菓子として食されるようになったのは、室町時代以降。

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江戸時代になると各地で多くの種類の名物せんべいが誕生。

農家が余ったご飯を蒸して塩をまぜて延ばし、竹筒で丸く型抜きして天日干ししたものを炭火で焼いたのが始まりとされています。1960年代頃には、京の菓子製造方法が江戸にも伝わった事から、火種を入れた七輪を背負い客の求めに応じて、その場で生地を焼き上げる商売もあったようです。

丸い団子を延ばすと丸くなり、それを乾燥させ焼きあげた名残りから、一般的にせんべいは丸い形のものが多いようです。その後、文化文政年間(1800年代)に醤油が一般に普及されたことで、家内工業的に製造販売されるようになったと言われています。

粳米(うるちまい)は糯米(もちごめ)よりも収穫量が多く、また手軽に手に入ったことや、製法上においてもせんべいはあられやかきもちよりも、手間や時間が掛からず簡単だったこと。そして残り物を利用した庶民の知恵から由来する日本のより良き文化である「もったいない」の考えより、せんべいは大衆向けのお菓子として、米どころ新潟に近い関東に多く広まったと言われています。

お煎餅の由来

おせんべいの名称と由来は諸説あります。

一説として日光街道の茶店にて団子を売っていたお仙婆さんが、日によって売れ残る団子をどうにかできないかと悩んでいたとき、旅人が「団子を潰して天日で乾かし、塩味をつけて、焼餅としては」と教えてくれたことから始まり、お仙婆さんの焼いた餅より仙餅(せんべい)そして煎餅に変化したとの説もあります。

お煎餅の魅力

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​栄養価の高さ

おせんべいには健康に必要な大切な要素をたくさん含んでいます。 良質なたんぱく質の他、エネルギーとなる炭水化物や脂質、カルシウム・ナトリウムなどのミネラル、ビタミンB1・B2なども含まれています。

低カロリーな所も嬉しい点です。ケーキ・クッキーなどの洋菓子に比べてカロリーや脂質が少なく、ダイエット中でも安心して食べられます。

また砂糖などをほとんど使わないため、虫歯になりにくく歯の健康にもお薦めのお菓子です

消化吸収が良い

おせんべいは、炊いたお米をさらに焼くことででんぷんが消化されやすくなる「α化」を経ているため、胃に負担をかけません。そして、ごはん同様に噛むことでの満腹感も得られる、からだにうれしいおやつです。

ごはんは、食後の急激な血糖値の上昇を起こしにくい主食といわれています。米粒のままなのでパンや麺よりも噛む回数が増えたり、みそ汁やおかずと一緒に食べたりすることで、消化・吸収がゆっくりになるからです。また水を吸って膨らんでいるため、満腹感のわりにカロリーが少なめというメリットも。

朝食を食べる
口に食べ物を入れる少女

噛むことの健康効果

噛む効用が注目されています。唾液の分泌を増やして消化吸収を助け、口中を衛生的に保ちます。

あごの筋肉を働かせるため、その刺激で頭の生理作用が活発化し、老化を防ぐ効果も期待できます。咀嚼回数が多いので、満足感と満腹感が得られ、歯を丈夫にする働きもあります。

現代の食事は柔らかく食べやすいものが増え、噛む機会が減っています。そんな時代に、しっかり噛んで味わう米菓の価値は日本の貴重な食文化です。

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